自分がやりたいことに関することはすべてやってみると、自分の進む道が見えてくる
中学生だったころに、インターネットでとても面白いサイトを見つけた。
それは、Flashゲームやタイピングゲームなどのブラウザでプレイできるゲームを無料で公開しているというブログだった。
そう珍しいものではなかったけれど、「こういう面白いコンテンツを無料で、しかも個人で公開しているってすごいなぁ」と素直に思ったのだった。純粋な中学生。
「いつか自分もサイトを作って、色々な面白いコンテンツを用意して、皆を楽しませるんだ!」と、純粋に思っていた。まじ。マジマジの本気ですよ。
というわけで、サイト作成に取り掛かることにしたのだった。
当時はそれなりのタイピングスキルがあったので、「まぁ、これだけ打てればいけるやろ」的な軽いノリで早速、HTMLにとりかかったのだけれど、
全く面白くなくてやめた。
まぁそもそも、プログラミングにタイピングスキルとかあんま関係ないよね、という突っ込みはある。
しかし、「タイピングにハマったという事は、プログラミングにもハマるという事」
という謎の方程式が頭の中にあったため、結構ショックを受けた。
(これ以来、「私はタイピングスキルがあるのだから、プログラミングもできるはずなんだ」という謎の方程式が、私を惑わせることになる。これはまた別のお話。)
HTMLは置いておくことにした。
で、
「じゃあゲームを作ろう。とっかかりとしてC言語でもやろう」
と、C言語に手を出したのだけれど、
全くできなかった。
まぁそらそうなるわな。
私にはプログラミングはまだ早かったか。当時はそう思った。
今は小学生でもプログラミングする時代だけど。
というわけで、とりあえずプログラミングも置いておくことにした。
(プログラミングについては、4年後に後回しにすることになるのだが、それはまた別のお話。)
サイト制作のためのプログラミングも、ゲーム制作のためのプログラミングも置いておくことになった。じゃあ他に何か必要なものがあるか?
と考えた。
あるじゃないか。
デザインが。
というわけで、デザインをやることにした。
やることにした言うても、私は、デザインのデの字も分からない人だった。デザインに関する発想がないということね。
あと、絵描くの得手じゃない。
どのくらいデザインに関する発想がなかったかというと、
美術のあるデザインをするのに、提出日2週間過ぎてから出しにいったデザインが
円5つ組み合わせたデザイン。どう?幾何学模様的じゃない?よさげ。
美術の先生には「お前本当にそれでいいのか?」って言われたけど、
「イイんです!これで!イイんです!(ジョン・カビラ風)」
って言っといた。当時はまだジョン・カビラのものまねはなかったけどね(遠い目)
技術の時間では、キーホルダーづくりで、デザインをしろという事になったので、
ドーンとイニシャルを配置した大胆なデザインにした。あ、上のイニシャルは適当にやったやつだよ。
ところが技術の先生には「もっと他になかったか?」と聞かれたので、
「ないんだな、これが」
って言っといた。オーケーもらった。謎。
だから美術2技術2だったもん。仕方ないね。
まぁ、やる気がなかっただけとも言える。
というわけで、これはさすがにあかんと思い、デザインのデから勉強することにした。
勉強した。デザインした。3年くらいした。
デザインの勉強面白かった。もはやデザインするよりデザインの勉強していたほうがいいんじゃないかってくらい、デザインの勉強が面白かった。
まあそんなこんなで、デザインの勉強を本気でやった結果、
Illustratorとかphotoshopを起動しただけで調子がわるくなるようになった。
意味がわからん。
無意識の自分 (リトル私) が拒否しているようにしか思えない!
というわけで、デザインするのをやめることにした。
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で、私は今、ブログをやっている。
ちょー楽しい。楽しいよ。自由に書ける。楽しい。
自分はブログを書きたいだけだったのかもしれないな。
昔は作文とか全く書けなかったし、小論文も全く書けなかった。
そもそも自分の意見とか考えを表明するということはあまりしなかった。
それが、今はもう書かずには居られないくらいですよ。
読書するようになってから、知識を吸収する喜びを知り、狂ったように知識をインプットしだしたから、その反動でアウトプットしたくなったんだろうなあと。
とか言う割には、あまり更新していないんだけどね。
これからはなるべく毎日更新します。するようにつとめます。はい。
というわけで、やりたいことがあったら色々とやってみる、ということをおすすめするよ。
それも、例えば「ゲームが作りたい」と思ったら、ゲーム作りのためのプログラミング、UIデザイン、キャラクターづくりのための3DCG、イラスト、グラフィックデザイン、ゲームプランニングとか、ゲームに関することを色々やってみる。
色々やっていくうちに自分は何ができて、何ができないかがわかるし、
何がやりたくて、何がやりたくないか、わかる、というか心の底から理解できると思うから。
思わぬところに、財宝(自分のやりたいこと) が眠っているかもしれないからね。
ではまた。