β-エンドルフィン、ドーパミン、脳内物質。
最近、脳内物質にハマっている。
いや、こう書くと語弊があるかもしれない。
正確には、「脳内物質について調べること」にハマっている。
というのも、ここ数年、ある理由で身体の状態に神経をとがらせている時が多かった。
その結果、身体の反応に敏感になった。
そしてなぜだか「あ、今脳内物質出てるな」という脳内の感覚までもわかるようになったのだ。
例えば、夜、眠くてしょうがない時、無理やりにでも起きようとする。
そうしてしばらく眠気と格闘していると、ある時点で頭がスーーーーッとなる。スーーーーッとなる感覚がある。
それと同時に、それまでの眠気が嘘のように、目がパッチリと開き、妙にテンションが高くなるのだ。こんなの書いて大丈夫か?
皆さんも経験があるのではないだろうか?
たとえ頭がスーーーーッとならなくとも、いつの間にか眠気が吹き飛び、やけにテンションが上がって、なんでもできそうになる感覚になったりしたことはないだろうか?
そう、いわゆる完全なハイ状態になったことはないだろうか? これ書いて大丈夫か?
完全なハイ状態になると、文字通りハイになり、とてつもない集中力とやる気が湧いてくる。いったいどこからこんなパワーが湧いてくるのか不思議に思いつつ、
「これが俺の真の姿だァ!」とか思いながらハイなテンションが続く限り突っ走る。
そしてその数時間後、それまでの勢いはどこに行ったのか、全くやる気がない状態になるのだ。
ないだろうか?いや、あるだろう。あるでしょ?あるはずなのである。だって人間だもの。
なぜこのようなことが起きるのか。どうやらそれは、脳内物質のおかげらしい。
脳内物質の威力
ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリン、β-エンドルフィン、オキシトシン。
皆さんも聞いたことがあるのではないだろうか。よく聞く名前だと思う。
これらは脳内で作用する物質、脳内物質の一種であり、代表的なものだ。
ドーパミンがでると快感を覚える、とか、セロトニンが分泌されると落ち着く、とか、アドレナリンが放出されると戦う準備に入る、とか、テレビの番組でよく聞くだろうと思われる。
さてここで、眠い時に無理して起きてると出る脳内物質は何だろう?
それはドーパミンである。続いてβ-エンドルフィンという物質も出ているらしい。
まぁここら辺の細かいことは医学的にもハッキリと明らかにされていないらしい。となると、門外漢の私が細かい所まで書くことはむずかしい。というより、その辺も妥協せず書こうと思って色々調べたが、よくわからなかった。
というわけでとりあえず、この記事では、気持ちよくなって頭がハイになる、という現象はだいたいドーパミンとβ-エンドルフィンが出ているから、ということにする。
さて、とりあえずは、ドーパミンとβ-エンドルフィンのおかげで、ハイになるという事だ。
他にもハイになるドーパミンとβ-エンドルフィンが出るようなことはあるだろうか?
あるんだな、これが。
・ランニング(ランナーズハイ)
・ウォーキング
・運動
・音楽を聴く
・おいしい食事
・甘いもの
・瞑想
ざっと書いてこんな感じだ。ほかにも方法はもっとある。詳しくはググッて、どうぞ。
ウォーキングに関しては、1時間ほど歩くとドーパミンが出るというので、試しに三日ほど、1時間ほど歩いてみることにした。
最初の1時間は「あぁもう帰りたい、つまらない」という感じだったのだが、
1時間ほど歩いた瞬間に、脳内のスイッチがパチッと切り替わり、「あぁ!もっと歩こう!僕はどこまでも歩けるぞ!!」という感じに突然変わったのだ。
まさに、ある閾値を超えた瞬間、という感覚だった。
エッッ、これやばくね?
どうやらこれはβ-エンドルフィンよりも強力なものなのかもしれない。
ランナーズハイは「脳内大麻」で引き起こされる:研究結果|WIRED.jp
なぜあんなにも走るのが好きな人が多いのか、と常々不思議に思っていたが、なるほど、脳内物質という観点から見れば、こういう事らしい。
とまぁ、ここまで気持ちよくなる方法 ドーパミンとβ-エンドルフィンについてお伝えしたわけだが。
こればっかりドパドパ出して生きていくのは、テンション乱高下でとてもつらそうだと思うので、私は穏やかになる「セロトニン」を分泌させて生きたいと思った。のだが。
私は2歳のころからゲームをやっていた。なぜだかハマって、ずっとやめられなかった。なぜか。
それはおそらく、ドーパミンとかβ-エンドルフィンがドッパドパでて気持ち良かったのだろう。
今ではもうゲームはやめて、穏やかに過ごしているつもりだ。
しかし、何かが足りない。何かが足りないのだ。
なんだろう、何が足りないのだろう?そう考えている私に向かって、脳が言う。
「もっと・・・もっとドーパミンとβ-エンドルフィンを寄越せェェェ!」と。
もうテンション乱高下の人間に戻りたくはないんだ!と、ゲームに代わる色々なこと、運動や作曲や絵描きや色々なことを試してみたが、何かが違う、何かが足りない。何が足りない?ドーパミンとβ-エンドルフィンが足りない。
やはり2歳から組み込まれた脳内回路はそう簡単には変わらないのか。
おそらくDNAレベルで組み込まれているんだろうと思われる。
だって物心つく前からソレ(ドーパミンとβ-エンドルフィン)を求めていたんだもの。仕方ないね。
仕方なく、久しぶりにゲームを起動する。すると、
「プシャアアアアアアアアアアアア!!」と某梨汁マンがごとくドーパミンとβ-エンドルフィンが溢れだす脳内。まだゲームやってないのに。起動しただけなのに!
「もうこのままでイイや・・・」とか思うほどの、頭がスーーーッとする感覚。多幸感。これやばくね?
私にとってゲームとは、これほどのドーパミンとβ-エンドルフィンをもたらしてくれるのだ。これに代わるものはなかなか見つからないわけだ。
まぁ、おそらく違う物質も大量に出てると思われる。だってこれ普通じゃないもの。
まぁ結局、これが言いたかったわけなのだ。
なぜ私は今まで〇〇にハマっていたのか?それが脳内物質という観点で見ることで明らかになったわけだ。いや、素人なりに解釈出来てしまったわけだ。
じゃあ、人間の行動はすべて脳内物質で説明できるんじゃないか?というアブナイ好奇心が出てくる。長年の謎(ゲームにはまったわけ)が一瞬で解けて、腑に落ちたわけだ。好奇心が出てこないはずがない。
少し調べてみた限りでは、脳内物質というのはまだ未知の部分が多く、これから発展していくという事らしい。安易に調べて勝手に納得しても仕方がないことだから、まぁ、そういう事かもね、程度に受け止めておこう。
とか言いながら、脳内物質の強弱で大まかな性格を判定するとかいうひじょーーーに好奇心をそそる性格テストとかあるらしいので、やってみたけど。
めっちゃめちゃ当たってたけど。納得しちゃったけど。あぁなるほどなと思ったけど。
生き方を見直すレベルで納得しちゃったけど。
まぁ興味がある人はググってみると良い。
というわけで、脳内物質。面白い。
長い間わからなかったことも、脳内物質という観点から見たら、わかるかもしれない。興味があれば少し調べてみるのもおすすめ。
ではまた。